元祖『線香花火を作ろう』:横山先生のワンポイント・アドバイス
 ※横山先生は、「青少年のための科学の祭典」で、線香花火作りの伝統技法復活とその普及に尽力された第一人者です。
 @火球が「煮える」ことは、伝統製法でも問題。硝石の割合を増やすとよいが万能ではなく加減が難しい。炭酸カリウムの場合は「不明」
 A火球の膨張は、松煙を増やすと現れるため、間違いなく関係がある。


『加熱し続けなくても火球ができる炭酸カリウム線香花火』の開発者 関先生のワンポイント・アドバイス
 ※関先生は、横山先生の研究仲間の方で神奈川県の中学校の先生です。私と同じ「炭酸カリウム」を使った非火薬線香花火を研究されており、こよりの先端部分に着火をすれば、火球ができる線香花火を開発されています。

 
@黒松から作った松炭粉や、オガラから作った麻炭粉を使います。
 A微粒「炭酸カリウム」を使い、電子天秤を使って「炭酸カリウム」よりも「硫黄」の方が多い配合比で和剤を作ります。
 B乳鉢を使って、配合した試薬が均一になるまでよく混ぜます


『いつまでも火花が出続ける線香花火』を開発中 線香花火愛好家・Sさんのワンポイント・アドバイス
 ※Sさんは東京にお住まいの女性の方です。このホームページを見て、線香花火の研究を始められましたが、既成概念にとらわれない独創的な線香花火作りを楽しまれています。目下、20分でも30分でも松葉火花を出し続ける線香花火の研究や、すぼて線香花火(わらに和剤をにかわで固定したタイプの線香花火)にも挑戦されています。下図は、Sさんオリジナル、火花が出続ける和剤配置の方法を模式的に表したものです。
 ○折り目の位置を変え、和剤が数珠状になるように山を作り、こよりを縒ります。

 ○こよりの形を工夫することで、数珠状の和剤の山を増やせることができます。
戻る